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電子カルテの乗り換えは難しい?どうやる?電子カルテを乗り換える際の注意点と具体的な手順を公開!

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医療機関の運営に欠かせない電子カルテシステム。

環境の変化や更なる効率化を求めることで、システムの乗り換えを検討するケースが少なくありません。

しかし「電子カルテの乗り換えは難しいのでは?」という疑問を抱える医療関係者の方もいらっしゃるでしょう。

実際、電子カルテの乗り換えは、単なるソフトウェアの変更以上の複雑なプロセスが求められます。 

今回は「適切な電子カルテの乗り換え方法と、その際の重要な注意点と具体的な手順」について詳しくご説明します。

これからシステムを変更しようと考えている医療従事者の方々はぜひ参考にしてみてください。

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電子カルテの乗り換えは難しい?

電子カルテの乗り換えは難しい?

はじめに今回の結論から申し上げると、電子カルテの乗り換えは難しいものです。

慣れ親しんだ医療システムから新しいシステムへ移行するにあたり、データの適合性、操作性の違い、従業員の習熟度など、考慮すべき点が多々ありますし、プロセス全体が複雑になる可能性も否定できません。

しかし、準備と計画をきちんと立てておけば、スムーズに行えるのでご安心ください。

関連記事: 電子カルテの移行作業はどうする?乗り換えのタイミングや注意点について!

電子カルテを乗り換えるクリニックは多い?

電子カルテを乗り換えるクリニックは多い?

基本的に、クリニックは新規開業でなければ電子カルテに乗り換えになります。

特に既存のカルテが古くなったり、機能が不十分になったりした場合、またはコスト効率の良いシステムへの移行を考える際には、乗り換える可能性が非常に高いですよね。

実際、多くのクリニックでは新規開業時以外にもその機会が訪れます。

業務の効率化セキュリティの向上、そして最新の規制への対応を理由に、積極的にシステムをアップデートする必要性が出てくるのです。

 

乗り換えるタイミングはいつが適切?

電子カルテを乗り換える適切なタイミングは、環境や必要に応じて変わります。

例えば政府の規制変更が予告された場合や、医療機器との互換性問題が生じた場合、あるいは医療サービスの拡大を計画している場合はすぐに乗り換えるべきでしょう。

乗り換えはクリニックのオペレーションに大きな影響を及ぼすため、じっくりと前もってスケジュールを立てるようにしましょう。

乗り換えプロセス中には十分なテスト期間を確保し、段階的に移行を進めるとリスクを最小限に抑えられます。

 

リスクの分析と移行計画の重要性

電子カルテの乗り換えにおいて、最も避けたいのはデータ損失や業務の停滞です。

これを防ぐためには事前に徹底したリスク分析と綿密な移行計画が不可欠です。

特にデータ移行は慎重に行う必要があり、データ形式の違いや互換性の問題をあらかじめ確認しておくことが大切です。

移行計画には作業項目や責任者、スケジュール、バックアップ計画などを含め、しっかりとしたプロジェクト管理が求められます。

さらに従業員が新システムをスムーズに使用できるよう、トレーニング計画を立てておくことも重要です。

提供業者のサポートを必ず受けよう

乗り換え作業では新しい電子カルテを提供する業者のサポートが不可欠です。

業者が十分なサポート体制を整えているか、対応の速さやサポート内容が適切かどうかを確認しましょう。

業者選びの際には、他のクリニックの事例やレビューを参考にすることで、信頼できるパートナーを見つけるのに役立ちます。

スムーズな移行のために契約前にサポート内容をしっかりと確認し、緊急時の対応についても話し合っておくと安心です。

関連記事: 電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

 

電子カルテを乗り換える際の注意点

電子カルテを乗り換える際の注意点

電子カルテを乗り換える際は、以下のような点に注意しましょう。

  • ・データ移行すべき範囲を決める
  • ・古いカルテのアーカイブ方法を決める
  • ・ベンダーとの技術的サポートの合意を取る

それでは、それぞれ詳しく解説します。

 

その1.適切なデータ移行範囲の選定

電子カルテの乗り換えにおいて最も重要な作業の1つがデータ移行です。

しかし全てのデータを移行する必要があるわけではありません。

医療データには、患者情報の保護が求められるため、セキュリティやプライバシーに関わる部分には特に注意を払うべきです。

その上でどのデータが移行を必要としているのか、またそれがどれだけの容量を占めるのかを見極める必要があります。

リスクを管理するためにも、事前に移行するデータ範囲の取捨選択をしておきましょう。

移行計画の段階でベンダーと連携し、適切なデータの選定を行うことをおすすめします。

 

その2.古いカルテのアーカイブ方法を決定する

移行されないデータの取り扱いについても、適切な計画が求められます。

特に法的に保管が義務付けられている医療データには注意が必要です。

データのアーカイブは、医療行為の質の確保だけでなく、将来的な法的要求に応えるためにも大切です。

具体的には、アーカイブするデータのフォーマット選定や閲覧方法の検討、さらには保存期間の設定など、様々な角度から計画を練る必要があります。

ベンダーと相談しながら、アーカイブデータの管理・保管方法を決定し、問題が発生した際にも速やかに対処できる体制を整えることが大切です。

その3.ベンダーとの技術的サポート合意

現在の電子カルテシステムから新しいシステムへの移行は、単なるデータ移行作業では終わりません。

移行後も発生する可能性のあるトラブルに対して、速やかに対応できる体制を整えることが重要です。そのためにはベンダーとの技術的サポートに関する包括的な合意が不可欠となります。

サポートの範囲、対応文書化しておくことが望ましいでしょう。時間帯、問い合わせ方法など、具体的なサービスレベルについて細かく取り決め、

これによって万が一の際にも迅速に問題解決が行え、乗り換えに伴うリスクを低減できます。

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電子カルテを乗り換える手順3ステップ

電子カルテを乗り換える手順3ステップ

電子カルテの乗り換え手順は、以下の通りです。

  1. ・データ移行するものとしないものの整理
  2. ・システム設定とカスタマイズ
  3. ・テスト運用とトレーニング

それでは詳しく見ていきましょう。

ステップ1:データ移行するものとしないものの整理

まずは現在使用しているデータの中で、移行が必要なものとそうでないものをしっかりと整理します。

患者情報や診療記録など必須データは新しいシステムへ正確に移行する必要がありますが、不要になった古いデータや重複データは移行せずに処分するのが効果的です。

この段階でデータの整理を行うことで、新しいシステムのパフォーマンスを向上させ、運用の効率化にもつながります。

また必要なデータのみを移行することで、移行作業が軽減されるというメリットもあります。

ステップ2:システム設定とカスタマイズ

新しい電子カルテシステムの設定を行い、クリニックの業務に合わせたカスタマイズを施します。

多くのシステムは各クリニックのニーズに合わせて設定を調整できるため、業務の流れに即した画面や入力項目の配置などを見直しましょう。

この段階で、各スタッフの使いやすさを意識しながら設定することが大切です。

必要に応じて外部の医療機器や会計システムとの連携を確保することで、日常業務での利便性がさらに高まります。

ステップ3:テスト運用とトレーニング

すべての設定が整ったら、テスト運用を実施し、新システムの操作や機能に慣れてもらうためのトレーニングを行いましょう。

テスト運用では、実際の業務と同じ流れで使用してみて、問題がないかを確認します。

予期せぬエラーや操作の難しさが発見されることもあるため、テスト期間中に修正を行い、本格運用前にクリニック全体でスムーズに使えるようにしておくことが重要です。

スタッフが新システムに慣れることで、運用開始後の混乱を避けることができます。

【まとめ】電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

 

今回は「電子カルテの乗り換え」について詳しくご紹介しました。

電子カルテを新しいものに乗り換える作業は、さまざまな要因を考慮し対応する必要があります。

現在電子カルテの乗り換えをご検討中の場合は、ぜひ「ポップ・クリエイション」へご相談ください。

医療現場を熟知したスタッフの親身なサポートがあれば、電子カルテの移行もよりスムーズに行えます。

電子カルテの乗り換えでお困りのことがありましたら、ぜひポップ・クリエイションまでお気軽にご相談ください。

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【何年保存?】電子カルテの保存期間は5年間?電子カルテも紙カルテも一緒?

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医療現場の記録保持は、患者様の健康を守る上で欠かせません。

医療業界でのデジタル化は日々進化しており、紙のカルテから電子カルテへの移行が進んでいます。

そこで気になるのが、電子カルテは何年保存するのが良いのかというポイントです。

また診療記録がどのように扱われているのか気にする患者様も少なくありません。

そうした質問にきちんと答えられることで、お互いの信頼にもつながります。

今回は、そんな「電子カルテの保存期間や紙カルテとの細かい違い」について改めて解説します。

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電子カルテは何年保存しないといけない?

 

電子カルテは何年保存しないといけない?

電子カルテの保存期間は、法律で最低5年間です。

しかしこれは最低限の期間であり、病院やクリニックが独自に長期間にわたり保存することも珍しくありません。

また訴訟など特別な事情が発生した場合や、患者様の要望も考慮されるべきであるため、慎重な管理が求められます。

(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001230827.pdf

 

電子カルテも紙カルテも保存期間は一緒?

 

電子カルテも紙カルテも保存期間は一緒?

電子カルテと紙カルテの保存期間は、法的には同じく5年間とされています。

しかし電子カルテの普及に伴い、データの長期保存が技術的に容易であることから、永久保存を推奨する意見もあります。

さらに紙カルテを長期間保存することには、以下のようなデメリットがあります。

・かさばるため、大量の保管場所が必要
・必要な情報を探すのに時間がかかる
・水害や災害、盗難などでカルテが失われる可能性がある
・時間とともに劣化し、破損したり読み見くくなったりする可能性がある

関連記事: レセプト週間とは?レセプト業務が忙しい期間と業務効率化のコツを伝授!

 

電子カルテの正しい保存方法


電子カルテのデータをしっかりと保存・管理することは、患者様の大切な情報を守るためにも、また医療現場における信頼性を保つためにも欠かせないポイントです。

電子カルテの保存においては「真正性」「見読性」「保存性」の三原則を確保することが基本です。

ここではそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

真正性の確保方法

まず電子カルテの真正性を確保するためには、データの改ざんや不正アクセスを防ぐための対策が必要です。

例えば電子カルテへのアクセス権限を各スタッフの役職ごとに設定し、限られた人のみが必要な範囲でアクセスできるように管理することが基本です。

また誰がいつどのようにデータを閲覧・修正したかを記録する「ログ管理」機能も大切です。

これによって各操作の履歴が明確になり、万が一のトラブル発生時に責任の所在がはっきりします。

さらに定期的にシステムのセキュリティ状況を確認するための内部監査や外部監査を行うことで、システムの弱点や改善点を早期に見つけ、セキュリティ体制をより強固にすることができます。

見読性の維持方法

次に見読性を維持することも電子カルテの長期保存において大切なポイントです。

電子カルテが必要な時に適切に読み取れる状態で保存されていなければ、患者さんの情報を的確に活用することが難しくなります

まずデータ保存の際には統一されたフォーマットで保存するようにし、将来的にシステムを変更することになってもデータの互換性が保てるように配慮することが望ましいでしょう。

またカルテ内の情報に迅速にアクセスできるよう検索機能を整備しておくと、診療や事務作業がスムーズに進むため、患者さんにもより迅速な対応が可能になります。

そして電子カルテが見読性を保ち続けるためには、システムのバージョンアップやサポート終了に伴うデータ形式の変換や移行も必要です。

こうしたデータの移行やフォーマットの変換を計画的に行う準備を進めておくことで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。

保存性の確保方法

最後に、電子カルテの保存性についても考慮が必要です。

データを長期間保存するためには、災害やシステムトラブルによるデータ消失のリスクを最小限に抑える対策が欠かせません。

電子カルテのデータは定期的にバックアップを取るようにし、可能であれば毎日のバックアップが理想です。

またバックアップデータを遠隔地など別の場所に保管する「オフサイトバックアップ」を実施すると、万が一の自然災害や事故による影響を受けずにデータを復元することが可能になります。

さらにデータ保存に使用するサーバーやクラウドストレージのセキュリティ対策も強化しましょう。

ファイアウォールやウイルス対策ソフトの導入、暗号化技術を活用した不正アクセスの防止など、総合的な対策が求められます。

関連記事: 電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

紙カルテの正しい保存方法

 

紙カルテの正しい保存方法

紙カルテの保存には電子カルテとは異なる注意が必要です。

紙という物理的な媒体であるため、保存環境や劣化防止のための工夫が不可欠です。

ここでは、紙カルテの長期保存において重要なポイントをわかりやすくご紹介いたします。

適切な保存環境の整備

紙カルテは、湿気や温度の変化によって劣化しやすいため、保存環境を適切に整えることが第一です。

湿度が高いとカビや虫が発生するリスクがあるため、湿度管理がしやすい場所での保管が望ましいです。

温度も極端に高くならないように調整し、長期間保管しても変質しないよう配慮しましょう。

これにより、紙の劣化を最小限に抑えることが可能です。

整理と管理を徹底する

紙カルテは増えていくと保管スペースがかさみ、必要な情報に迅速にアクセスするのが難しくなるため、体系的な整理が重要です。

カルテを診療日や患者名などで分類し、定期的に見直して再整理を行うと、必要な際に迅速に取り出せるようになります。

さらに物理的な管理だけでなく、どこに何が保管されているかが一目でわかるような台帳やリストの作成も効果的です。

防災対策と定期的な点検

紙カルテは火災や水害などの災害によって消失のリスクがあるため、しっかりとした防災対策が欠かせません。

火災を防ぐために防火設備を整え、紙カルテを保管する場所には消火器を設置するなどの対応を行いましょう。

防水シートや保管棚を活用して、万が一の浸水被害に備えることも重要です。

定期的にカルテの状態を点検し、劣化や汚損が見られた場合は早めに対応することで、情報の損失を防ぎましょう。

電子化の検討

紙カルテは物理的な劣化やスペースの問題があるため、スキャンして電子化することで保存を効率化することも可能です。

電子化することでカルテを迅速に検索・閲覧でき、必要な情報にすぐにアクセスできる環境が整います。

電子化する際はデータの真正性を確保するために電子署名やタイムスタンプを付与し、法的にも有効な形で保存できるようにする必要があります。

関連記事: 電子カルテの移行作業はどうする?乗り換えのタイミングや注意点について!

【まとめ】電子カルテは5年間保存しよう!

 

【まとめ】電子カルテは5年間保存しよう!

今回は「【何年保存?】電子カルテの保存期間は5年間?電子カルテも紙カルテも一緒?」について詳しく紹介しました。

医療機関においては、電子カルテも紙カルテも最低5年間の保存が法律で義務づけられていますが、実際にはこの期間以上にカルテを保管することが一般的です。

特定の患者様のケースや法的な問題が発生した場合など、様々な理由で長期保存が必要になることも考えられます。

データとして保管される電子カルテには、紙カルテとは異なるセキュリティやバックアップ対策が必要です。

例えば、定期的なバックアップやデータの暗号化、アクセス管理などは、電子カルテを保管する上で欠かせない要素となります。

また法令に則った管理や、不測の事故に備えた災害対策にも備えておきましょう。

紙カルテの保管には、適切な環境管理が必要ですが、デジタル化しておくことで、災害時のリスク管理にもつながります。

改めて、カルテの管理は患者様の重要な医療情報を確実に守るための様々な工夫が求められる非常に責任のある業務だということが分かりますよね。

より良い医療の提供を目指し、日々進化するカルテの保存管理に臨む姿勢が医療機関には不可欠なのです。

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電子カルテの導入率・普及率はどのくらい?導入しないリスクと普及しない理由も解説!

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電子カルテの導入は、医療機関の業務効率化医療の質向上につながるとして、近年急速に進んでいます。

しかし、電子カルテの導入には、導入コストや運用の難しさなど、いくつかの課題もあります

そのため、導入を検討している医療機関の中には、導入を躊躇しているところも少なくありません。

この記事では、電子カルテの導入率・普及率、導入しないリスクや普及しない理由について解説します。

病院・クリニック・薬局の開業や既存事業の改善を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。

現在電子カルテの導入に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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電子カルテの導入率・普及率はどのくらい?

 

厚生労働省の調査によると、2022年時点で、一般病院の電子カルテ導入率は約6割、一般診療所の導入率は約5割に達しています。

過去5年間で一般病院では17.7ポイント、一般診療所では14.2ポイントの増加が見られ、医療現場での情報管理の効率化や患者様ケアの質向上への関心が高まっていることが伺えます。

電子カルテの導入率・普及率は医療機関の規模によって大きく異なる

大規模な病院では、患者様数が多いため、また、複数の診療科や部門で患者様の情報を共有する必要があり、電子カルテの導入が不可欠です。

一方、一般診療所では患者様数が少ないため、紙カルテでも情報共有の大きな問題は発生しません。そのため、導入コストや運用の難しさが障壁となり、導入率が低くなっています。

このように、電子カルテの導入は、医療機関の規模によって大きく異なります。

電子カルテの導入は、医療機関の業務効率化や患者様ケアの質向上に大きなメリットをもたらします。そのため、今後も普及が進んでいくことが期待されています。しかし、小規模な診療所においては、上記のように導入コストや運用の難しさが普及の障壁となっています。

これらの課題を解決するためには、政府による補助金の拡充や、導入・運用の支援体制の充実などが必要不可欠です。

関連記事: 電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

電子カルテを導入しないリスクは?

 

電子カルテの導入を見送ると、医療現場の効率化や安全性に大きな影響が出ることが懸念されます。

では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

業務効率化や医療の質の向上が図れない

電子カルテを導入しないと、まず業務の効率化が図れません。

紙カルテの場合、情報の検索や共有に時間がかかり、それが医療スタッフの負担増加につながります。また、患者様情報の一元管理が難しく、診療の質の向上にも限界があります。

電子カルテなら、患者様情報を迅速かつ正確に共有でき、診療の質の向上に直結します。効率的な情報管理は、医療スタッフの負担軽減にも繋がり、結果として患者様へのより良いケアにつながるのです。

医療ミスが起こるリスクが高まる

電子カルテの導入を見送ると、医療事故のリスクが高まる可能性があります。

紙カルテでは、手書きの文字が読みにくい、記録の誤りや抜けが生じやすいといった問題が発生しやすいです。これに対して、電子カルテでは、患者様情報の正確な入力や、アラート機能による誤った処方の防止など、医療事故を減少させる機能が備わっています。

正確な情報管理は、医療の安全性を高め、重大な事故を未然に防ぐことに寄与します。

患者様の利便性や満足度が下がる

電子カルテを導入しない場合、患者様の利便性も低下します。

例えば、紙カルテでは、患者様が複数の医療機関を受診する際に、それぞれのカルテを持ち歩く必要があります。一方、電子カルテを活用することで、患者様情報の共有が容易になり、よりスムーズな医療提供が可能です。

また、電子カルテによって患者様自身でスムーズに診療予約ができたり、結果を確認できたりと、患者様の満足度の向上にもつながります。

国からの補助金を受けられない

電子カルテの導入には、国や自治体からの補助金が用意されている場合があります。補助金を活用することで、導入に必要な費用の負担を大きく下げることができます。

また、電子カルテは医療の質向上だけでなく、医療費削減にも寄与するため、国はこのシステムの普及を推進しています。補助金を活用することで、導入コストを抑えつつ、最新の医療システムを導入することが可能になります。

これは、医療機関の経営面においても大きなメリットと言えるでしょう。

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電子カルテが普及しない理由は?

 

電子カルテの普及が進まない背景には、導入コストの高さや運用の難しさ、セキュリティの不安、紙カルテへの慣れなど、複数の要因が絡んでいます。

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

導入コストが高い

電子カルテの導入には、高額な初期投資が必要です。システムの購入費用に加え、運用に必要なハードウェアの設置や保守費用も発生します。

特に小規模な医療機関では、これらのコストが大きな負担となり、導入を躊躇する原因になっています。

また、導入後もシステムの更新や保守に継続的な費用がかかるため、長期的な経済的負担が懸念されるのです。これらのコスト面の問題が、電子カルテの普及を妨げる大きな要因となっています。

運用が難しい

電子カルテシステムは、運用にあたってある程度のITに関する知識が必要です。特に、高齢の医師やスタッフの中には、新しい技術への適応が難しいと感じる人もいます。

また、システム導入後の運用においては、日々のデータ入力や管理が煩雑になることもあり、これがスタッフの負担増加につながることもあります。

システムの使い勝手や操作性が直感的でない場合、スタッフの抵抗感を生む原因となり、結果的に電子カルテの導入が見送られてしまうのです。

紙カルテに慣れている

多くの医療従事者は長年、紙カルテを使用してきました。そのため、紙カルテの使い勝手や流れに慣れており、新しいシステムへの移行に抵抗を感じることがあります。特に、長年の経験を持つ医師やスタッフにとっては、既存の作業を変更することは大きなストレスとなることも。

また、紙カルテには、直感的に情報を書き込み、確認できるという利点もあり、これが電子カルテへの移行を躊躇させる原因のひとつとなっています。

関連記事: 電子カルテの移行作業はどうする?乗り換えのタイミングや注意点について!

これから電子カルテを導入するなら、一度ポップ・クリエイションにご相談ください!

 

今回は、「電子カルテの導入率・普及率」について詳しく解説しました。

電子カルテを導入することは、医療の質を高め、業務の効率化に大きなメリットをもたらします。

しかし、初期投資の負担やスタッフの研修、適切なシステムの選択など、導入に際しては様々な課題が存在します。

ポップ・クリエイションでは、医療機関や調剤薬局の皆様のための最良のアドバイザーとして、電子カルテシステムの導入からその後の運用に至るまで、トータルでサポートいたします。

迅速な電話対応や定期的な訪問サービス、万が一のトラブル時に備えたバックアップ体制など、安心のサポート体制が整っており、これまでに150以上の医療機関・調剤薬局に導入実績があります。

現在電子カルテの導入をご検討中の医療機関・調剤薬局の皆様は、ぜひポップ・クリエイションへご相談ください。

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無料で電子カルテは利用できる?デメリットと注意点について解説!

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医療業界でのデジタル化が進む中、電子カルテシステムはますますその重要性を増しています。

しかし、品質の高いシステムは一般に導入コストがかかるもの。

そこで注目されるのが「無料電子カルテ」の存在です。

現代の医療現場で無料の電子カルテを導入することは可能なのでしょうか?

メリットとデメリット、そして注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。

電子カルテの導入やデータ移行に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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無料で電子カルテは利用できる?

 

昨今「無料で電子カルテは利用できるの?」という疑問がよく聞かれます。

はじめに今回の結論からお話しすると、市場には無料で提供されている電子カルテシステムも存在します。

初期費用や月額費用が不要なものが多く、開業初期の負担を軽減できるというメリットがあります。

しかし無料版には機能面やセキュリティ、サポートの面で制限があり、中長期的な視点で見たときに、デメリットに気づくことも少なくありません。

無料電子カルテのメリットとデメリットや注意点をしっかり理解した上で、正しく選択することが肝心です。

 無料の電子カルテの3つのデメリット

 

無料の電子カルテを導入する際には、コスト削減のメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

機能の限定性やセキュリティ面での懸念、サポート体制の不備などは、無料電子カルテの代表的なデメリットです。

以下では、無料の電子カルテを利用する際に考慮すべき3つの主なデメリットについて、具体的に見ていきます。

限定的な機能とカスタマイズ性

無料の電子カルテシステムは、有料のものと比較すると提供される機能が限定されていることが一般的です。

例えば、詳細な患者情報の管理や、多岐にわたる医療行為の記録に対応していなかったりすることがあります。

診療内容やワークフローに合わせた細かな調整が求められる場合、無料版では対応が難しいです。

そのため、無料の電子カルテの機能制限は、将来的な診療業務の拡張や改善を妨げる可能性があります。

セキュリティ面での懸念

患者情報は非常にデリケートであり、取扱いには高いセキュリティが求められます。

無料の電子カルテシステムでは、有料版と比較しセキュリティ対策が十分でないケースが散見されます。

例えば、データの暗号化やバックアップ体制、アクセス権限の管理など、セキュリティ面での機能が制限されていたり、サポートされていない場合があります。

万が一、情報漏洩などの問題が発生した際のリスクは計り知れません。

セキュリティは絶対に妥協できない項目の一つです。

サポート体制の不備

医療機関ではシステムトラブルが生命に関わる事態を引き起こす可能性があるため、迅速なサポート体制は不可欠です。

しかし、無料の電子カルテでは、サポート体制が限られていることが多く対応が遅れることがあります。

有料版では提供されるであろうトレーニングサービスや導入サポートが省略されている場合もあります。

これらのサポートの不備は、医療機関の日々の業務に支障をきたすことになりかねません。

システムの安定稼働を維持するためには、充実したサポート体制が求められます。

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 無料の電子カルテの2つのメリット

無料の電子カルテを導入する際、コスト削減だけがメリットではありません。

初期投資リスクの軽減やスピーディな導入が可能という利点もあります。

無料で電子カルテを利用する際の2つの主要なメリットに焦点を当て、どのような影響をもたらすかを掘り下げていきましょう。

費用を抑えつつも業務の効率化を図りたいと考えている医療機関にとって、魅力的な選択肢となるかもしれません。

初期投資リスクの軽減

無料の電子カルテシステムの最大の魅力は、初期投資がほとんどかからない点です。

他の経費に回すことができるため、施設の整備などより必要とされる分野への投資が可能になります。

特に小規模なクリニックや開業する医師にとっては、財政的なリスクを最小限に抑えつつ診療を開始するチャンスを得られるのです。

スピーディな導入と運用開始

無料の電子カルテシステムは、比較的スムーズに導入が可能です。

高額なシステムと違い、長期的な契約や複雑な手続きを経ずに運用を開始できる点が魅力とされています。

時間とリソースを他の準備作業に割り振ることができ、診療開始までの時間短縮を実現できるのです。

また、システムのアップデートも自動で行われることが多く、常に最新の状態を維持できるのも無料電子カルテならではの利点です。

 無料の電子カルテを利用する際の注意点

 

無料の電子カルテシステムには、魅力的なメリットがある一方で、いくつかの注意点が存在します。

注意点を理解し適切に対処することは医療機関としての信頼性とサービスの質を維持するために非常に重要です。

導入する前に押さえておくべき主要な注意点を詳しくご紹介しましょう。

有料版と比べて機能が制限されている場合がある

無料電子カルテシステムを選択した場合、多くの便利な機能が制限される可能性があります。

たとえば、高度なレポート作成機能やカスタマイズ可能なテンプレート、患者との連絡手段の多様化など、効率的な運営を支える機能が欠けていることが少なくありません。

これらは、医療機関の成長やサービスの拡張を考慮した際、将来的な課題へと発展する恐れがあります。

そのため、導入前にどの機能が必要で、無料版でそれらをどの程度満たせるかを慎重に評価することが肝心です。

セキュリティ対策が十分ではない場合も

無料の電子カルテシステムでは、セキュリティ対策が十分でないことがあり、大きな懸念材料となります。

患者情報の保護は最優先事項であり、不十分なセキュリティは情報漏洩のリスクを高め、患者の信頼を損ねることにつながりかねません。

具体的には、データの暗号化技術が最新ではなかったり、不正アクセスを検知するシステムが整っていなかったりする可能性があります。

定期的なセキュリティ更新やパッチの提供があるかどうかを検討する必要があります。

サポート体制が充実していない可能性がある

無料電子カルテを提供する多くのサービスでは、コスト削減のためにサポート体制が犠牲になっている場合があります。

有料サービスのように、迅速な問い合わせ対応やトラブルシューティング、導入時のサポートが限定的であることが多く、運用上の大きな障壁となることがあります。

特にシステムトラブルが発生した際に迅速に対応できないと、医療提供の質に直接影響を及ぼすことになります。

そのため、サポートの範囲や対応時間などの有無をあらかじめ確認しておくことが重要です。

 【まとめ】電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

 

医療機関がデジタル化を進める中で、電子カルテの導入は避けて通ることはできません

無料の電子カルテシステムは初期投資リスクの軽減やスピーディな導入が可能などのメリットを提供していますが、機能の限定性、セキュリティ面での懸念、サポート体制の不備といったデメリットも存在します。

これらを踏まえた上で、病院やクリニック、薬局の経営者や開業医の皆様が適切な選択をすることが求められます。

またアップグレードや追加機能のコスト、データのポータビリティと互換性、利用規約とプライバシーポリシーの内容をしっかりと理解し、長期的な視点を持って導入を検討することも大切です。

患者様に最良のケアを提供できるよう、適切な電子カルテシステムの選定にはじっくりと時間をかけて慎重に行われることをおすすめします。

ポップ・クリエイションは、九州で電子カルテの移行作業をお考えの医療機関様に最適なサポートサービスを提供しています。

現在電子カルテの乗り換えをご検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

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近年、医療のIT化が進んでおり、電子カルテの導入が大きな注目を集めています。

電子カルテとは、患者様の診療記録や検査結果などをコンピューター上で管理するシステムです。紙のカルテと比べて、情報の共有や検索が容易になるなどのメリットがあります。

本記事では、電子カルテの義務化についてや、電子カルテのメリット・デメリット、さらに導入の流れについて詳しく解説します。電子カルテの導入を検討している病院やクリニック、薬局などの皆様は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。電子カルテの導入に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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電子カルテの義務化はいつから?

電子カルテシステムの導入は、医療の質の向上や業務効率化につながる大きなメリットがあります。

そのため、政府は2023年4月からオンライン資格確認システムの導入を義務化しました。このシステムは、患者様様の保険証情報を電子的に確認するためのもので、電子カルテと連携することで、診療に必要な情報を迅速に取得できるようになります。

一方で、電子カルテシステム自体の義務化についてはまだ決定していません。政府は2030年度までにほとんどの医療機関で電子カルテの導入を目指していますが、導入に伴う費用や運用の負担などの課題があるため、義務化には慎重な検討が求められています。

今後、電子カルテシステムの義務化に向けて、政府や関連機関での話し合いが活発になることが予想されます。

病院やクリニック、薬局などを開業している、もしくは開業を検討している方は、最新の動向に注目し、電子カルテの義務化に向けて備えることが重要です。

クリニックが電子カルテを導入するメリット3つ

近年、九州地方でもクリニックにおける電子カルテの導入が進んでいます

電子カルテとは、患者様の診療情報や検査結果などを電子データとして保存・管理するシステムですが、紙カルテに比べてさまざまなメリットがあります。

それでは、電子カルテを導入するメリットを見ていきましょう。

診療の効率化と時間短縮

電子カルテを導入することで、診療の効率化と時間短縮が期待できます。

紙カルテの場合、患者様の情報を探すのに時間がかかったり、記入ミスが発生したりすることがあります。一方、電子カルテであれば、検索機能を使って簡単に情報を閲覧でき、記入ミスも防ぐことができます。

また、検査結果や処方箋などの情報を一元管理できるため、診療の流れがスムーズになります。

患者様様情報の正確性と安全性の向上

また、電子カルテを導入することによって、患者様様情報の正確性と安全性が格段に向上します。

紙カルテの場合、スタッフによる誤記や改ざんなどのリスクがあります。電子カルテであれば、入力した情報はすぐに反映されるため、誤記や改ざんを未然に防ぐことができます。

また、アクセス権限を設定することで、情報漏洩を防止することも可能です。

レセプト作業の自動化とミス削減

電子カルテを導入することで、レセプト作業を自動化し、業務の効率を上げることができます。

紙カルテの場合、レセプトを作成する際に、診療内容や薬剤情報などを手入力する必要があります。

電子カルテであれば、診療内容や薬剤情報などが自動的にレセプトに反映されるため、手入力によるミスを防ぐことができます。

クリニックが電子カルテを導入するデメリット3つ

電子カルテ導入には、初期コストやスタッフ研修の必要性など、いくつかのデメリットも存在します。

デメリットもしっかり把握した上で、導入を検討しましょう。

初期導入におけるコスト負担

電子カルテを導入する際には、初期費用がかかります。

システムの購入費用だけでなく、適切なハードウェアの設置やネットワーク構築にも費用が必要です。特に小規模なクリニックでは、これらの初期投資が負担になることがあります。

長期的な利益を考えると投資価値はありますが、初期の費用対効果を慎重に検討する必要があります。

スタッフの研修や慣れの必要性

電子カルテを効果的に活用するためには、スタッフの研修と慣れが必要です。

特に従来の紙ベースのカルテに慣れ親しんでいるスタッフにとって、新しいシステムへの移行は時間と労力を要する場合があります。これには、操作方法の習得だけでなく、システムの適切な活用方法やトラブルシューティングも含まれます。

研修には時間とコストがかかり、一時的に業務の効率が下がる可能性もある点を考慮する必要があります。

システム障害やデータセキュリティのリスク

電子カルテの導入は、システム障害やデータセキュリティのリスクを伴います。サーバーのダウンやハッキング、データ漏洩など、技術的な問題が発生する可能性があります。

これらのリスクは、患者様情報の機密性を損なう恐れがあり、クリニックの信頼性に影響を与えかねません。このため、システムの定期メンテナンスやセキュリティを強化することが大切ですが、これには継続的な取り組みとコストが必要になります。

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電子カルテ導入手順5つのステップ

電子カルテの導入には時間や費用がかかるため、事前の準備が重要です。

ここでは、電子カルテシステムを導入するまでの流れを、5つのステップに分けて解説します。

1. 自院に合った電子カルテシステムを選ぶ

電子カルテ導入の第一歩は、自院のニーズに合ったシステムを選ぶことです。

自院に合ったシステムを選ぶことで、導入後のトラブルや運用コストの増加を防ぐことができます

以下のポイントを踏まえて、自院に合った電子カルテシステムを選定しましょう。

  • 機能:必要な機能が搭載されているか
  • 価格:予算に合っているか
  • サポート体制:導入後のサポートが充実しているか

また、電子カルテには、以下の種類があります。

  • パッケージ型:あらかじめ機能が決まっているシステム
  • カスタマイズ型:自院のニーズに合わせて機能や画面をカスタマイズできるシステム

電子カルテの選定にあたっては、複数のシステムを比較検討することが大切です。展示会やセミナーに参加して、実際にシステムを操作してみるのもよいでしょう。

 

2. 必要な要件を担当者に伝える

導入したい電子カルテシステムが決まったら、サービスを提供しているメーカー(ベンダー)の担当者との打ち合わせを通して、電子カルテで実現したいことや求める機能を伝えましょう。

ここでは、クリニックの診療科目や、電子カルテに求める具体的な機能や要件を明確に伝えることが重要です。例えば、患者様管理、予約システム、診療記録の入力のしやすさ、薬剤管理など、日々の業務に必要な機能がどのように組み込まれているかを確認しましょう。

また、デモ画面を使って、システムの見やすさや操作性を実際に確認することも大切です。画面レイアウトや操作の直感性は、日常的な使い勝手に直結するため、実際に医師やスタッフが操作してみることで、実際の使用感を把握できます。

3. 電子カルテの操作方法を習得する

電子カルテシステムの導入後に、全スタッフが電子カルテシステムをスムーズに使いこなせるように、スタッフ向けの説明会や研修会を実施しましょう。

システム提供元のメーカーの多くは研修会やオンライン教材を提供しています。これらを活用して、特に日常の業務に必要な機能の操作方法を重点的に学びましょう。

4. 試験運用

操作方法を習得したら、本稼働の1週間前までには試験運用を行います。

試験運用とは、実際に電子カルテシステムを使って診療を行ったうえで、問題点を洗い出すためのものです。実際に患者様を診療しながら、操作方法や機能を確認し、システムの動作に問題がないか確認しましょう。

試験運用で問題点が見つかった場合は、メーカーやシステムベンダーに相談し、修正や改善を依頼しましょう。

5. 本稼働

電子カルテシステムの試験運用を経て、いよいよ本稼働が始まります。

試験運用をしたとはいえ、実際に運用し始めると想定外のトラブルが発生し、調整が必要となる場合があります。その際は、提供元のサポートも活用しながら落ち着いて対応しましょう。

また、紙カルテから電子カルテへの移行作業も進めながら、データ入力や管理の効率化を目指します。

電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

電子カルテの導入は、医療の質を向上させ、業務効率を大きく改善します。しかし、初期コストやスタッフ研修、システム選定など、導入には多くの課題が伴うことも事実です。

この記事を読んで電子カルテの導入に少しでも興味を持った方は、ぜひポップ・クリエイションへお気軽にお問い合わせください。

ポップ・クリエイションは、医療機関や調剤薬局の皆様のための最良のアドバイザーとして、電子カルテシステムの導入から運用までをワンストップで長期的にサポートいたします。

電話での迅速な対応や3ヶ月ごとに定期訪問を行うなどの安定したサポートとトラブル時の対応やバックアップ体制が評価され、これまでの累計導入実績は150軒を超えました。

電子カルテの導入を検討中の医療機関・調剤薬局の皆様は、ぜひ一度ポップ・クリエイションにご相談ください。

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電子カルテの移行作業はどうする?乗り換えのタイミングや注意点について!

お役立ち情報  / 電子カルテ

 

医療機関にとって電子カルテシステムの導入や更新は、患者情報管理の効率化やサービス向上に直結する重要なものです。

しかし、電子カルテへの移行作業には、データの正確な移行やスタッフの研修、そして患者サービスへの影響を最小限に抑えるための計画・実行が求められます。

この記事では、電子カルテ移行作業におけるポイントや注意点をご紹介します。電子カルテの導入を検討している病院やクリニック、薬局などの皆様は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。電子カルテの導入やデータ移行に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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電子カルテの移行作業はどうする?

近年、医療機関における電子カルテシステムの重要性が高まっています。紙での管理から電子カルテシステムに移行を検討している医院やクリニックも多いでしょう。

では、電子カルテ移行作業において抑えるべきポイントとは何でしょうか。

乗り換えのタイミングや注意点を踏まえつつ、スムーズな移行作業へとつながるヒントをご紹介します。

移行のベストタイミングとは?

電子カルテの移行や乗り換えを検討する際、最初に考えるべきはタイミングです。

システム変更には、スタッフの研修やデータ移行、ハードウェアの設置など、さまざまな準備が必要になります。そのため、年度末や診療が比較的落ち着く時期を狙って計画を立てるケースが多いです。

スタッフの負担を最小限に抑えつつ、診療の質を維持するためにも、患者さんの来院数が減少する時期の移行をおすすめします。

データ移行の際の注意点

電子カルテ移行作業の中核となるのが、データ移行です。

何年にもわたって蓄積された患者データを新しいシステムに引き継ぐ作業は、非常に繊細で慎重さが求められます。

データの整合性を保つためには、旧システムと新システムのデータ形式の互換性を確認し、必要であれば変換ツールを用いることが大切です。

また、移行後には慎重なデータチェックを行い、移行作業中のデータ漏洩や紛失がないようにセキュリティ対策も忘れてはなりません。

スタッフの研修とサポート体制の整備

システムの導入や移行は、それを使いこなすスタッフの研修が成功の鍵を握ります。

事前に計画的な研修プログラムを用意し、スムーズな運用開始に備える必要があります。

研修では、新システムの基本的な操作方法だけでなく、トラブル時の対応策もしっかりと伝えることが重要です。

さらに、移行後も継続的なフォローアップが求められるため、信頼できるサポート体制を提供するベンダー選びも大切です。

 

 電子カルテのデータ移行方法3ステップ

電子カルテを新システムに移行する際に一番大切なのは、データの移行をスムーズに行うことです。移行作業をスムーズに進めるためには、入念な計画・準備を行い、実行しなければいけません。

ここでは、電子カルテのデータ移行を成功させるための3つのステップについて解説します。

ステップ1:事前準備とデータバックアップ

電子カルテの移行作業を始める前に、事前準備として現行システムのデータバックアップが必要です。

まずは、移行するデータの範囲を特定し、患者情報や診療記録、処方箋データなど、必要な情報が含まれているか詳細に確認しましょう。

バックアップは、万が一のデータ損失を防ぐためにも、複数の方法で行うことが望ましいです。例えば、クラウドサービスを利用する、外部ストレージにコピーするなどの方法があります。

また、データの整合性を保つために、バックアップを取るタイミングも重要です。移行作業が始まる直前にバックアップを取り、移行後は新旧のデータを照合して確認することが必要になります。

ステップ2:移行先システムとの互換性確認

移行する際には、新旧の電子カルテシステム間の互換性を確認することが不可欠です。

新システムが古いデータ形式に対応しているか、またはデータを新しい形式に変換する必要があるかを検討します。

この段階で、システム提供元と十分なコミュニケーションを取り、技術的な支援を受けることも大切です。移行先のシステムが既存のデータをうまく取り込めるよう、フォーマットの変換ツールや移行アシスタントの利用を検討しましょう。

ステップ3:移行実施と検証作業

すべての準備が整ったら、実際にデータの移行作業を開始します。

移行は通常、診療時間外や休診日を利用して行われることが多いでしょう。

移行作業自体はメーカーに依頼して行うことが一般的ですが、医療機関側でも進捗を確認し、問題がないかを見守る必要があります

さらに、移行後は新システムでのデータの整合性と機能性を確認するための検証作業が不可欠です。すべてのデータが正しく移行されているか、新システムでの操作がスムーズに行えるかをチェックしましょう。

また、スタッフに対して新システムの研修を行い、操作方法や新機能の理解を深めさせることも重要です。

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 電子カルテ乗り換えのタイミングはいつが最適?

電子カルテの移行作業は、医療機関にとって非常に重要です。移行時のタイミングを間違えると、日常の業務に支障をきたす可能性があります。

それでは、電子カルテの乗り換えに最適なタイミングについて、詳しく解説します。

患者の利便性を損なわないようにする

電子カルテの移行作業を行う際には、患者様の利便性を第一に考える必要があります。例えば、年末年始やゴールデンウィークなど、患者様の来院が少ない時期を選ぶことが良いでしょう。

また、移行期間中は一時的に業務が停滞することも想定されるため、代替の対応を計画に含めることが大切です。

運用開始前には十分なテストやスタッフの研修を実施し、スムーズな移行を目指しましょう。

システムの終了時期と連携を考える

既存の電子カルテがメーカーによるサポート終了を迎える場合や、システムが老朽化してきた場合は、乗り換えを検討する良いタイミングです。

レセプトや電子薬歴などとの連携がスムーズで、最新の機能を備えた電子カルテへの移行は、業務の効率化に大きく貢献します。

移行作業では、先ほど解説したように新旧システムのデータ互換性の確認やデータ移行の際のセキュリティの確保が重要です。下調べと事前準備を十分に行い、既存の運用に影響を与えないよう計画的に進めましょう。

コストと効率を考慮した長期的な視点での移行戦略

電子カルテの移行は、コスト面や将来的な効率性も考慮して決定することをおすすめします。

特に開業直後の病院やクリニックでは、初期費用の回収期間を考慮した上で、乗り換えのタイミングを見極める必要があります

コスト面でのメリットや、将来的な業務効率の向上を見越した上で適切なシステムを選択し、計画的に移行を進めましょう。

 

 電子カルテ移行作業の注意点

電子カルテへの移行は医療現場のデジタル化を推進し、業務の効率化につながる重要なステップです。

福岡で開業を検討している方や、既存の電子カルテシステムの乗り換えを考えている医療機関の皆様にとって、移行作業は慎重に進める必要があります。

移行のタイミング、データの確実な移行、スタッフの研修など、考慮すべきポイントは多岐にわたります。

今回は、スムーズな移行のための主な注意点を解説していきます。

データ移行が可能なのか確認する

電子カルテ移行作業において最も神経を使うのが、既存データの移行です。

現状では電子カルテの企画は標準化されておらず、システムによって仕様が異なります。そのため、旧システムから新システムへのデータ移行がスムーズに行えるか確認する必要があります。

また、移行後も旧システムのデータにアクセスできる環境を保持することで、何かあった際のリスクを最小限に抑えることができます。

契約状況を確認する

現在利用中の電子カルテシステムの契約期間を確認しましょう。

契約期間中に乗り換えると違約金が発生する可能性があり、契約期間満了まで待つ、もしくは違約金を支払う必要があります。

また、新しく導入する予定のシステムの導入費用、ランニングコスト、サポート体制なども確認しておきましょう。

スタッフへの十分な研修とサポート体制の構築

新しい電子カルテシステムへの移行では、医療スタッフの理解と協力が不可欠です。

移行にあたっては、スタッフが新システムを正しく、効率的に使いこなせるよう、研修を十分に行うことが求められます。

実際の操作研修だけでなく、新システム導入のメリットや業務プロセスの改善点を共有することで、スタッフのモチベーション向上にも繋がります。

また、研修後も継続的なサポートを提供する体制を整え、スタッフが直面するかもしれない問題や疑問に迅速に対応できるようにしましょう。

 

 電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

現代の医療現場では、患者様の安全と診療の効率化のために電子カルテの活用が不可欠です。

ポップ・クリエイションは、九州一円で電子カルテの移行作業をお考えの医療機関様に最適なサポートサービスを提供しています。

専門のコンサルタントが、ご利用中のシステムの分析から新システムの選定、移行作業の実施までを一貫してサポートします。

電子カルテの乗り換えを検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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電子カルテの耐用年数はどのくらい?更新時の費用、おすすめの電子カルテ3つを紹介!

お役立ち情報  / 電子カルテ

 

近年、医療現場での効率化とサービスの向上を目指して、多くの医療機関が電子カルテシステムの導入を進めています。

しかし、電子カルテの耐用年数や、初期投資以外の更新時にかかるコストなど、気になることはたくさんあります。

今回は、電子カルテの耐用年数と更新時のコスト、そして選び方のポイントとおすすめの電子カルテ製品を3つご紹介します。

電子カルテの導入を検討している医療機関の方はもちろん、すでに導入済みの医療機関でも、最新の電子カルテシステムへの移行を検討されている方は、ぜひご一読ください。

電子カルテの導入をお考えの方はぜひポップ・クリエイションにご相談ください。

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電子カルテの耐用年数はどのくらい?

電子カルテの耐用年数はどのくらい?

電子カルテシステムの耐用年数は一般的に5~6年とされています。

医療機関の運営をスムーズにするため、この時期を目安に最新の技術やセキュリティ基準に適合する新しいシステムへの更新を検討することが推奨されます。

耐用年数内であれば、システムの故障や不具合は少なく、安定した運用が期待できます。

しかし、技術の進歩は速いため、システムの性能向上や新機能の必要性に応じて、より早期の更新が望ましい場合もあります。

また、耐用年数を過ぎたシステムは、メンテナンスコストの増大やセキュリティリスクの増加といった問題が発生する可能性が高まります。

適宜、新しいシステムに移行する計画を立てておくことが肝要です。

電子カルテの更新時の費用はどのくらい?

電子カルテの更新時の費用はどのくらい?

電子カルテシステムの更新時には、機器の購入費用の他に、データ移行や従業員への研修費用なども加わります。

一般的に、システムの更新費用は80万円から数百万円にのぼることも少なくありません。

ただし、具体的な金額は導入規模や機能の充実度、サービス提供会社によって異なるため、複数の見積もりを取得して比較検討することが重要です。

更新費用として必要な投資額の目安

電子カルテ導入の更新費用は、システム自体の価格だけでなく、周辺機器や設置工事、データ移行にかかる費用も含まれます。

シンプルなシステムであれば80万円程度から更新することが可能です。

多機能なシステムを求める場合や、大規模な医療機関で導入する場合には、数百万円単位の投資が必要になることがあります

対面での説明や研修を希望する場合は、その分の人件費も見積もりに含める必要がありますので、事前に総額での見積もりを確認しておくことが肝心です。

データ移行コストを抑えるポイント

電子カルテを更新する際には、既存のデータを新システムへ移行する必要があり、時には高額なコストが発生することがあります

しかし、データの移行を効率化することでコストを抑えることが可能です。

古いシステムのデータ形式が新システムと互換性があるかどうかを事前にチェックし、可能であれば自動化ツールを利用して移行作業を行うと良いでしょう。

また、業者に依頼せず自院でデータ移行の作業を行うことで、外部への支出を減らすことができますが、専門知識が必要になる場合があるため、その点は注意が必要です。

研修費用とサポート体制の確認

新しい電子カルテシステムを導入する際には、医師やスタッフがスムーズに操作できるように研修が必要になります

研修費用は見積もりに含まれていない場合がありますので、導入前に確認しておくべきポイントです。

また導入後に問題が生じないように、サポート体制がしっかりしているかどうかも重要な要素です。

ヘルプデスクのサービスや訪問によるサポートを受けられるか、その費用を含めて総合的に検討しましょう。

安心して運用できる体制が整っているかを、費用とともに比較しながら決定することが、トラブルを未然に防ぐ鍵になります。

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医療商社おすすめの電子カルテ3選

医療商社おすすめの電子カルテ3選

電子カルテには様々な選択肢がありますが、機能性やコストパフォーマンス、利便性を考慮して、特に評価の高い3つの電子カルテをご紹介します。

多くの医療機関での採用実績があり、実際の現場での使い勝手やサポート体制を重視した選定を行っています。

こうした情報は、電子カルテを初めて導入する方やシステム更新を検討している方にとって、非常に参考になるはずです。

1. MAPs

MAPs for CLINICは、安全性と利便性を両立するクラウド電子カルテです。

ネットワークが停止しても自動で切り替え、診察や処方操作をオフラインでも続けられるため、診療が途切れません。

Windowsアプリケーション版を採用しており、カスタマイズ可能な画面や入力効率の高さが評価されています。

また、120社以上の外部機器と80社以上の外部検査センターと連携できる点も魅力です。

土日祝日もサポートがあり、初期ライセンスは無料。

レセプトコンピューターやレセプトチェックソフトが標準装備されていて、別途で用意する必要もありません。

さらに、会計や問診、受付、決済などの業務をDX化し、業務負担の軽減に繋げることもできます。

診療科目ごとの機能も充実しており、各科に合わせた柔軟な対応が可能です。

参照:https://service.emsystems.co.jp/maps_series/for_clinic/

2. MRN(無床診療所向け)

MRNは、電子カルテとレセコンを完全に融合したシステムで、2つの運用タイプ「MRNカルテスタイル」と「MRNクラークスタイル」を1つのシステムで提供します。

このシステムは、ドクターやスタッフの意見を反映して設計されており、個々のクリニックに最適な操作環境を提供します。

先進的なデータバックアップシステムを採用しており、データが失われた場合でも迅速に復旧が可能です。

コスト削減を重視し、ソフト使用権の販売という新しい料金体系を採用することで、長期的なコスト負担を軽減しています。

参照:https://emsystems.co.jp/mrn/ldp/

3. ORCA+Mall(有床診療所向け)

ORCA(日医標準レセプトソフト)と電子カルテ(Mall)を組み合わせることで、医事会計の業務を迅速かつ正確に行うことが可能になります。

ORCAは、40種類以上の電子カルテと連携し、診療から会計までの一連の作業をスムーズにし、事務作業の大幅な軽減を実現します。

複数の電子カルテを使用する診療所でも、ORCAで一括請求が可能です。

データの共有や入力ミスの減少により、効率的な業務運営が可能になります。

ORCAは、日本医師会が提供するオープンソースのレセプトソフトで、約17,000の医療機関に導入されています。

参照(ORCA):https://www.orcamo.co.jp/products/orca/linkage.html
参照(Mall):http://www.alpha-sy.jp/pages/47/

 まとめ:電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

まとめ:電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

今回は電子カルテの耐用年数と、更新時の費用、おすすめの電子カルテについてご紹介しました。

電子カルテシステムの耐用年数は一般的に5~6年とされており、この期間を目安にシステム更新を検討するのが良いでしょう。

メンテナンスコストの増加も懸念されますので、状況に応じて適切なタイミングで更新する計画を立てることが重要です。

また、電子カルテの更新時には、システム自体のコストだけでなく、データ移行や研修費用なども考慮に入れる必要があります。

医療機関の規模や必要な機能によって大きく異なるため、複数の見積もりを取得し検討することが重要です。

ポップ・クリエイションでは、電子カルテ導入の選定や設定のアドバイス、効率的な使い方の研修など、幅広いサービスを提供しています。

電子カルテの操作に悩んでいる場合は、ぜひポップ・クリエイションまでお気軽にご相談ください。

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電子カルテのセキュリティは本当に大丈夫?情報漏洩の原因と対策について解説!

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電子カルテシステムは今や医療現場における必須のツールとなりましたが、それに伴ってセキュリティの問題も大きな関心事となっています。

患者様の大切な個人情報を守るため、医療機関はどのようなセキュリティ対策を講じるべきでしょうか。また情報漏洩のリスクを最小限に抑えるための具体的な方法はあるのでしょうか。

この記事では、医療機関が直面するセキュリティの課題と、それに対する効果的な対策について詳しくご紹介します。情報管理の責任者はもちろん、これから開業を考えている医師やクリニック経営者の方はぜひご覧ください。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。

電子カルテの導入に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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電子カルテのセキュリティは本当に大丈夫?

近年、医療機関における電子カルテの導入が進んでいます。電子カルテは、紙カルテに比べて利便性が高いだけでなく、情報の共有や分析にも役立つため、医療の質向上に貢献することが期待されています。

しかし、電子カルテにはセキュリティ上のリスクも存在します。万が一、患者情報の流出などセキュリティ事故が発生した場合、信頼を損なう大問題になりかねません。

電子カルテを安全に利用するためには、情報漏洩の主な原因やセキュリティ対策についてしっかりと理解することが重要です。

関連記事: 電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

 電子カルテの情報漏洩の主な原因

それでは、電子カルテにおける情報漏洩の主な原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

情報漏洩の主な原因を3つに分けてご紹介します。

1. 不正アクセスによる情報漏洩

医療機関において、最も危惧されているのが不正アクセスによる情報漏洩です。

外部からのサイバー攻撃がその一例で、特にランサムウェアなどのマルウェアは深刻な被害をもたらす可能性があります。

また、医療機関の内部関係者が故意に患者情報を持ち出す内部不正も、情報漏洩の大きな原因となります。内部不正は、金銭的な利益や個人的な怨恨など、様々な動機によって起こります。

これらのリスクに対応するためには、アクセス管理の徹底や、従業員へのセキュリティ教育が必要不可欠です。

さらに、定期的なセキュリティ監査により、不正アクセスを早期に発見し、適切な対応をとることが大切です。

2. 物理的な盗難・紛失

電子カルテを取り扱う端末が盗難や紛失に遭遇することも、情報漏洩の一因となります。特にノートパソコンやタブレットなど、持ち運びが容易なデバイスは、盗難や紛失のリスクが高いです。

盗難や紛失のリスクに備えるためには、端末に対する物理的なセキュリティ対策を強化することが重要です。

例えば、施設内での使用を厳格に管理する、端末にはパスワードや生体認証などのセキュリティ機能を設定するなどが考えられます。

また、万が一の事態に備えて、リモートで端末のデータを消去できるシステムを導入することも有効な対策の一つです。

3. システムの脆弱性を突かれた情報漏洩

システム自体の脆弱性を突かれることも、情報漏洩の大きな原因の一つです。

電子カルテシステムには脆弱性が存在する可能性があります。脆弱性を放置していると、攻撃者が脆弱性を利用して不正にアクセスし、情報を盗み出されてしまうことがあります。

これを防ぐためには、常にシステムを最新の状態に保つことが必要です。また、定期的なセキュリティ評価を実施し、システムの脆弱性を発見し次第、速やかに対策を行うことが求められます。

関連記事: 【電子カルテの操作についていけない】3つの原因と今からできる対処法!

 電子カルテの情報漏洩の対策

情報漏洩のリスクを減らすためには、具体的な対策を行うことが不可欠です。

それでは、電子カルテを安全に管理するための対策について、開業前や開業中の医療関係者が押さえておくべきポイントを解説します。

権限設定やアクセス管理を行う

電子カルテにおける情報漏洩を防ぐために欠かせないことが、アクセス管理と権限設定です。

電子カルテに含まれる患者情報は、氏名・住所・電話番号・病歴・検査結果・治療内容など、非常に個人情報度の高いものです。

そのため、スタッフの役職や担当業務に応じて、閲覧や編集ができる電子カルテの範囲を正しく設定することが重要です。例えば、受付スタッフは患者の基本情報のみを、医師は診療に関する情報全てを、というように区別すると良いでしょう。

また、二要素認証や多要素認証の導入を検討することで、セキュリティレベルをより高めることができます。

その上で、ログ管理を行い、いつ誰がどの情報にアクセスしたのかを追跡できる体制を整えることが、不正アクセスや内部犯行に対する抑止力となります。

定期的な研修を行い、スタッフのセキュリティ意識を向上させる

電子カルテのセキュリティ対策は、技術だけでなく人の意識にも大きく関係しています。研修を定期的に実施することで、スタッフ全員がセキュリティの重要性を認識し、正しい知識を持つことが重要です。

実際の事例を用いて情報漏洩がもたらす影響について学ぶことで、スタッフのセキュリティに対する意識を高めることができます。

さらに、潜在的なリスクを見つけ出し対処するためのシミュレーション研修も効果的です。

例えば、フィッシングメールを模した研修を通じて、スタッフがどの程度警戒心を持っているかを確認し、問題点を解消する機会とします。

このように日々の業務の中でセキュリティを意識する文化を根付かせることが、情報漏洩のリスクを低減させる鍵となります。

最新のセキュリティ技術を導入する

テクノロジーは日々進化しており、それに伴ってセキュリティ技術も常に更新されています。

最新のセキュリティ技術を電子カルテシステムに導入し、定期的なアップデートを行うことは、サイバー攻撃から患者情報を守るために不可欠です。

例えば、入力されたデータを暗号化することで、万が一情報が外部に漏れ出しても、第三者に解読されるリスクを減らせます。また、不正アクセス検知システムを設置することによって、異常なアクセスパターンを検出し、迅速に対応することが可能です。

このように、最新技術の導入とアップデートによって、電子カルテのセキュリティを強化することで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができるのです。

 電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

今回は電子カルテのセキュリティについて詳しくご紹介しました。

電子カルテは正しく扱わないと、情報漏洩の原因となります。

情報漏洩を防ぐためには適切な対策を実施することが必要ですが、なかなか自分たちだけでは難しいでしょう。

ポップ・クリエイションでは、高度なセキュリティ対策と万全のサポート体制で、あなたの医療施設の情報管理をお手伝いします。

電子カルテの導入をご検討中の方は、まずはお気軽にポップ・クリエイションにご相談ください。

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【電子カルテの操作についていけない】3つの原因と今からできる対処法!

お役立ち情報  / 電子カルテ

 

医療現場において、電子カルテの操作は避けて通れない問題の一つです。

電子カルテは日々の診療で欠かせないツールであるからこそ、操作に戸惑いや問題が生じると、医療従事者の業務に大きな支障をきたします。

また、電子カルテの効率的な運用は、診療の質を向上させるためにも非常に重要です。

そこで今回は、電子カルテの操作に悩む医療従事者の方々に向けて、フラストレーションを感じる原因と今すぐに実践できる解決策を詳しく解説します。

電子カルテは医療現場の効率化に欠かせないシステムですが、その利便性を最大限に活かすためには、適切な知識と技術が必要です。ご自身で解決が難しい場合は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

ポップ・クリエイションは、皆さまがより快適に、そして効率的に業務を行えるようサポートいたします。

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電子カルテの操作についていけない人は多い?

実は、電子カルテの操作で苦労している医療関係者は少なくありません。

特に、これまで紙のカルテを長く使用してきた方々にとって、新しいシステムへの移行は抵抗を感じることがあります。

こういう時に「もう電子カルテについていけない」と強く感じてしまいます。

これには、新しい技術や操作方法を身につけることが困難であることに加え、紙のカルテに対する慣れや信頼感も影響しています。

多忙な中で新しい操作方法を覚えることは簡単ではなく、ストレスの原因にもなり得ます。

しかし、患者さまへの迅速かつ正確な対応を行うためには、電子カルテの適切な利用が欠かせません。

困難を感じている方は、同じ環境で働く仲間と情報を共有したり、少しずつでも練習する時間を設けたりすることが大切です。

また、サポート体制が整った職場では、操作方法の研修やマニュアルが大いに役立つでしょう。

電子カルテの操作についていけない3つの原因

電子カルテをスムーズに操作できない主な原因は、主に3つあります。

電子カルテをスムーズに操作できない3つの理由

1. 古いシステム

2. 機能の制限

3. 無料版の試用

これらを改善することで使い勝手は大きく向上します。

そもそも古いシステムを使っている

古い電子カルテシステムは、最新の技術や使いやすさを考慮して作られていないことが多々あります。

このような古いシステムはユーザーが直観的に操作できるような視覚的な要素や機能がなかったり、必要な機能が搭載されていなかったりするため、操作性に問題を抱えています。

また、古いシステムだとセキュリティが弱い場合もあるため、患者のプライバシー保護のリスクも考慮しなければなりません。

現代のニーズに応えるためには、最新のシステムにアップグレードすることが重要です。

機能制限がある

電子カルテシステムにおいて機能制限があると、ユーザーが必要とする作業が行えないことがあります。

例えば、複数の入力フィールドが必要な診療記録を一度に処理できない、入力画面のカスタマイズが不可、連携する医療機器への非対応などが挙げられます。

これらの不便さは、日常業務に大きなストレスとなり、作業の非効率化を招きます。

システムにおいては、ユーザーが実際の業務に必要とする機能が包括的に提供されていることが求められます。

無料版を使っている

多くの電子カルテシステムでは、基本的な機能のみを提供する無料版と、さまざまな追加機能が含まれる有料版が存在します。

無料版は初期費用が不要というメリットがありますが、その分、利用できる機能が制限されています。

継続的に使用していく中でちょっとした作業が複雑になったり、使い勝手が悪かったりして、効率が落ちます。

要求される業務を遂行する上で適切な機能を備えたシステムを選ぶことで、作業効率やユーザビリティの向上が期待できます。

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電子カルテについていけない場合の対処法

電子カルテの操作に戸惑っている方に向けて、解決策をいくつかご紹介します。

段階的に導入する

電子カルテシステムを効果的に導入するためには、段階的に進めることが大切です。

いきなりすべての機能を使いこなそうとすると混乱してしまい、抵抗感が生まれることがあります。

まずは患者情報の入力や閲覧などの基本操作から始め、少しずつ処方箋の作成や診療記録の管理などに慣れていくと良いでしょう。

これにより、スタッフは自然に操作に慣れ、電子カルテの利点を理解していきます。

特に電子カルテを導入したばかりの医療機関では、無理せず段階を踏むことでスムーズな運用が実現します。

職場の同僚と情報共有を行う

電子カルテの操作においては、同僚と情報を共有することも非常に有効な対処法です。

同じ職場で働く医療従事者同士で操作方法やトラブルシューティングについて話し合うことで、個々の知識や経験を活かした問題解決が可能になります。

例えば、操作に慣れている同僚から直接教わることで、マニュアルやサポートでは得られない実践的なコツを学ぶことができます。

また、定期的なミーティングを設定して、電子カルテの使用に関するフィードバックや提案を共有することもおすすめです。

これにより、システムの利用状況や改善点を職場全体で共有し、より効率的な運用方法を模索することができます。

情報の共有とコミュニケーションを活発に行うことで、電子カルテの操作に対する不安や戸惑いを軽減し、業務全体の効率向上を図ることが可能になります。

メーカーのサポートを活用する

電子カルテをスムーズに取り入れるためには、メーカーのサポートを積極的に活用することも重要です。

多くのメーカーはインストール後のフォローアップやトレーニングを提供しており、疑問や問題が発生したときに迅速に対応してくれます。

例えば、システムの設定に関する質問や、操作方法がわからないときなど、サポートを利用することで問題解決が早まります。

サポートを頼ることで、操作方法の習得だけでなく、トラブルが発生したときの安心感も得られます。

自分たちで解決できない問題が出た際には、遠慮せずにサポートを利用することで、効率的にシステムを扱えるようになります。

マニュアルや資料を確認する

電子カルテの操作に慣れるためには、マニュアルや各種資料をしっかりと読むことが欠かせません。

どのシステムにも利用説明書やヘルプファイルが用意されており、基本操作から応用技まで丁寧に解説されています。

これらの資料を活用することで、効率的に操作のコツを学び、システムの機能を最大限に活用できます。

特に新機能が追加されたりアップデートが行われた際には、新しいマニュアルが配布されることもあるので、定期的なチェックが重要です。

また、資料を読む際は、実際にシステムを操作しながら進めると、より具体的に理解できます。

まとめ:電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

 

今回は、電子カルテの操作についていけない原因と今からできる対処法についてご紹介しました。

電子カルテの操作に戸惑うことは決して恥ずかしいことではなく、多くの医療従事者が同じ悩みを抱えています。

少しずつ慣れていくことで、業務の効率化患者様へのサービス向上を実現できるでしょう。

また、電子カルテの操作に悩んでいる場合は、ぜひポップ・クリエイションまでお気軽にご相談ください。

ポップ・クリエイションでは、電子カルテ導入の選定や設定のアドバイス、効率的な使い方の研修など、幅広いサービスを提供しています。

電子カルテの導入やアドバイスに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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