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無料で電子カルテは利用できる?デメリットと注意点について解説!

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無料で電子カルテは利用できる?デメリットと注意点について解説!

 

医療業界でのデジタル化が進む中、電子カルテシステムはますますその重要性を増しています。

しかし、品質の高いシステムは一般に導入コストがかかるもの。

そこで注目されるのが「無料電子カルテ」の存在です。

現代の医療現場で無料の電子カルテを導入することは可能なのでしょうか?

メリットとデメリット、そして注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。

電子カルテの導入やデータ移行に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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無料で電子カルテは利用できる?

 

昨今「無料で電子カルテは利用できるの?」という疑問がよく聞かれます。

はじめに今回の結論からお話しすると、市場には無料で提供されている電子カルテシステムも存在します。

初期費用や月額費用が不要なものが多く、開業初期の負担を軽減できるというメリットがあります。

しかし無料版には機能面やセキュリティ、サポートの面で制限があり、中長期的な視点で見たときに、デメリットに気づくことも少なくありません。

無料電子カルテのメリットとデメリットや注意点をしっかり理解した上で、正しく選択することが肝心です。

 無料の電子カルテの3つのデメリット

 

無料の電子カルテを導入する際には、コスト削減のメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

機能の限定性やセキュリティ面での懸念、サポート体制の不備などは、無料電子カルテの代表的なデメリットです。

以下では、無料の電子カルテを利用する際に考慮すべき3つの主なデメリットについて、具体的に見ていきます。

限定的な機能とカスタマイズ性

無料の電子カルテシステムは、有料のものと比較すると提供される機能が限定されていることが一般的です。

例えば、詳細な患者情報の管理や、多岐にわたる医療行為の記録に対応していなかったりすることがあります。

診療内容やワークフローに合わせた細かな調整が求められる場合、無料版では対応が難しいです。

そのため、無料の電子カルテの機能制限は、将来的な診療業務の拡張や改善を妨げる可能性があります。

セキュリティ面での懸念

患者情報は非常にデリケートであり、取扱いには高いセキュリティが求められます。

無料の電子カルテシステムでは、有料版と比較しセキュリティ対策が十分でないケースが散見されます。

例えば、データの暗号化やバックアップ体制、アクセス権限の管理など、セキュリティ面での機能が制限されていたり、サポートされていない場合があります。

万が一、情報漏洩などの問題が発生した際のリスクは計り知れません。

セキュリティは絶対に妥協できない項目の一つです。

サポート体制の不備

医療機関ではシステムトラブルが生命に関わる事態を引き起こす可能性があるため、迅速なサポート体制は不可欠です。

しかし、無料の電子カルテでは、サポート体制が限られていることが多く対応が遅れることがあります。

有料版では提供されるであろうトレーニングサービスや導入サポートが省略されている場合もあります。

これらのサポートの不備は、医療機関の日々の業務に支障をきたすことになりかねません。

システムの安定稼働を維持するためには、充実したサポート体制が求められます。

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 無料の電子カルテの2つのメリット

無料の電子カルテを導入する際、コスト削減だけがメリットではありません。

初期投資リスクの軽減やスピーディな導入が可能という利点もあります。

無料で電子カルテを利用する際の2つの主要なメリットに焦点を当て、どのような影響をもたらすかを掘り下げていきましょう。

費用を抑えつつも業務の効率化を図りたいと考えている医療機関にとって、魅力的な選択肢となるかもしれません。

初期投資リスクの軽減

無料の電子カルテシステムの最大の魅力は、初期投資がほとんどかからない点です。

他の経費に回すことができるため、施設の整備などより必要とされる分野への投資が可能になります。

特に小規模なクリニックや開業する医師にとっては、財政的なリスクを最小限に抑えつつ診療を開始するチャンスを得られるのです。

スピーディな導入と運用開始

無料の電子カルテシステムは、比較的スムーズに導入が可能です。

高額なシステムと違い、長期的な契約や複雑な手続きを経ずに運用を開始できる点が魅力とされています。

時間とリソースを他の準備作業に割り振ることができ、診療開始までの時間短縮を実現できるのです。

また、システムのアップデートも自動で行われることが多く、常に最新の状態を維持できるのも無料電子カルテならではの利点です。

 無料の電子カルテを利用する際の注意点

 

無料の電子カルテシステムには、魅力的なメリットがある一方で、いくつかの注意点が存在します。

注意点を理解し適切に対処することは医療機関としての信頼性とサービスの質を維持するために非常に重要です。

導入する前に押さえておくべき主要な注意点を詳しくご紹介しましょう。

有料版と比べて機能が制限されている場合がある

無料電子カルテシステムを選択した場合、多くの便利な機能が制限される可能性があります。

たとえば、高度なレポート作成機能やカスタマイズ可能なテンプレート、患者との連絡手段の多様化など、効率的な運営を支える機能が欠けていることが少なくありません。

これらは、医療機関の成長やサービスの拡張を考慮した際、将来的な課題へと発展する恐れがあります。

そのため、導入前にどの機能が必要で、無料版でそれらをどの程度満たせるかを慎重に評価することが肝心です。

セキュリティ対策が十分ではない場合も

無料の電子カルテシステムでは、セキュリティ対策が十分でないことがあり、大きな懸念材料となります。

患者情報の保護は最優先事項であり、不十分なセキュリティは情報漏洩のリスクを高め、患者の信頼を損ねることにつながりかねません。

具体的には、データの暗号化技術が最新ではなかったり、不正アクセスを検知するシステムが整っていなかったりする可能性があります。

定期的なセキュリティ更新やパッチの提供があるかどうかを検討する必要があります。

サポート体制が充実していない可能性がある

無料電子カルテを提供する多くのサービスでは、コスト削減のためにサポート体制が犠牲になっている場合があります。

有料サービスのように、迅速な問い合わせ対応やトラブルシューティング、導入時のサポートが限定的であることが多く、運用上の大きな障壁となることがあります。

特にシステムトラブルが発生した際に迅速に対応できないと、医療提供の質に直接影響を及ぼすことになります。

そのため、サポートの範囲や対応時間などの有無をあらかじめ確認しておくことが重要です。

 【まとめ】電子カルテに関するご相談はポップ・クリエイションへ!

 

医療機関がデジタル化を進める中で、電子カルテの導入は避けて通ることはできません

無料の電子カルテシステムは初期投資リスクの軽減やスピーディな導入が可能などのメリットを提供していますが、機能の限定性、セキュリティ面での懸念、サポート体制の不備といったデメリットも存在します。

これらを踏まえた上で、病院やクリニック、薬局の経営者や開業医の皆様が適切な選択をすることが求められます。

またアップグレードや追加機能のコスト、データのポータビリティと互換性、利用規約とプライバシーポリシーの内容をしっかりと理解し、長期的な視点を持って導入を検討することも大切です。

患者様に最良のケアを提供できるよう、適切な電子カルテシステムの選定にはじっくりと時間をかけて慎重に行われることをおすすめします。

ポップ・クリエイションは、九州で電子カルテの移行作業をお考えの医療機関様に最適なサポートサービスを提供しています。

現在電子カルテの乗り換えをご検討中の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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