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電子カルテの導入率・普及率はどのくらい?導入しないリスクと普及しない理由も解説!

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電子カルテの導入率・普及率はどのくらい?導入しないリスクと普及しない理由も解説!

 

電子カルテの導入は、医療機関の業務効率化医療の質向上につながるとして、近年急速に進んでいます。

しかし、電子カルテの導入には、導入コストや運用の難しさなど、いくつかの課題もあります

そのため、導入を検討している医療機関の中には、導入を躊躇しているところも少なくありません。

この記事では、電子カルテの導入率・普及率、導入しないリスクや普及しない理由について解説します。

病院・クリニック・薬局の開業や既存事業の改善を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ポップ・クリエイションは、医療機関・調剤薬局・企業・事業主の皆様への良きアドバイザーとして、九州地方を対象に電子カルテ・医療事務システムの導入支援などを行っています。

現在電子カルテの導入に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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電子カルテの導入率・普及率はどのくらい?

 

厚生労働省の調査によると、2022年時点で、一般病院の電子カルテ導入率は約6割、一般診療所の導入率は約5割に達しています。

過去5年間で一般病院では17.7ポイント、一般診療所では14.2ポイントの増加が見られ、医療現場での情報管理の効率化や患者様ケアの質向上への関心が高まっていることが伺えます。

電子カルテの導入率・普及率は医療機関の規模によって大きく異なる

大規模な病院では、患者様数が多いため、また、複数の診療科や部門で患者様の情報を共有する必要があり、電子カルテの導入が不可欠です。

一方、一般診療所では患者様数が少ないため、紙カルテでも情報共有の大きな問題は発生しません。そのため、導入コストや運用の難しさが障壁となり、導入率が低くなっています。

このように、電子カルテの導入は、医療機関の規模によって大きく異なります。

電子カルテの導入は、医療機関の業務効率化や患者様ケアの質向上に大きなメリットをもたらします。そのため、今後も普及が進んでいくことが期待されています。しかし、小規模な診療所においては、上記のように導入コストや運用の難しさが普及の障壁となっています。

これらの課題を解決するためには、政府による補助金の拡充や、導入・運用の支援体制の充実などが必要不可欠です。

関連記事: 電子カルテの義務化はいつから?導入手順についても解説!

電子カルテを導入しないリスクは?

 

電子カルテの導入を見送ると、医療現場の効率化や安全性に大きな影響が出ることが懸念されます。

では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

業務効率化や医療の質の向上が図れない

電子カルテを導入しないと、まず業務の効率化が図れません。

紙カルテの場合、情報の検索や共有に時間がかかり、それが医療スタッフの負担増加につながります。また、患者様情報の一元管理が難しく、診療の質の向上にも限界があります。

電子カルテなら、患者様情報を迅速かつ正確に共有でき、診療の質の向上に直結します。効率的な情報管理は、医療スタッフの負担軽減にも繋がり、結果として患者様へのより良いケアにつながるのです。

医療ミスが起こるリスクが高まる

電子カルテの導入を見送ると、医療事故のリスクが高まる可能性があります。

紙カルテでは、手書きの文字が読みにくい、記録の誤りや抜けが生じやすいといった問題が発生しやすいです。これに対して、電子カルテでは、患者様情報の正確な入力や、アラート機能による誤った処方の防止など、医療事故を減少させる機能が備わっています。

正確な情報管理は、医療の安全性を高め、重大な事故を未然に防ぐことに寄与します。

患者様の利便性や満足度が下がる

電子カルテを導入しない場合、患者様の利便性も低下します。

例えば、紙カルテでは、患者様が複数の医療機関を受診する際に、それぞれのカルテを持ち歩く必要があります。一方、電子カルテを活用することで、患者様情報の共有が容易になり、よりスムーズな医療提供が可能です。

また、電子カルテによって患者様自身でスムーズに診療予約ができたり、結果を確認できたりと、患者様の満足度の向上にもつながります。

国からの補助金を受けられない

電子カルテの導入には、国や自治体からの補助金が用意されている場合があります。補助金を活用することで、導入に必要な費用の負担を大きく下げることができます。

また、電子カルテは医療の質向上だけでなく、医療費削減にも寄与するため、国はこのシステムの普及を推進しています。補助金を活用することで、導入コストを抑えつつ、最新の医療システムを導入することが可能になります。

これは、医療機関の経営面においても大きなメリットと言えるでしょう。

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電子カルテが普及しない理由は?

 

電子カルテの普及が進まない背景には、導入コストの高さや運用の難しさ、セキュリティの不安、紙カルテへの慣れなど、複数の要因が絡んでいます。

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

導入コストが高い

電子カルテの導入には、高額な初期投資が必要です。システムの購入費用に加え、運用に必要なハードウェアの設置や保守費用も発生します。

特に小規模な医療機関では、これらのコストが大きな負担となり、導入を躊躇する原因になっています。

また、導入後もシステムの更新や保守に継続的な費用がかかるため、長期的な経済的負担が懸念されるのです。これらのコスト面の問題が、電子カルテの普及を妨げる大きな要因となっています。

運用が難しい

電子カルテシステムは、運用にあたってある程度のITに関する知識が必要です。特に、高齢の医師やスタッフの中には、新しい技術への適応が難しいと感じる人もいます。

また、システム導入後の運用においては、日々のデータ入力や管理が煩雑になることもあり、これがスタッフの負担増加につながることもあります。

システムの使い勝手や操作性が直感的でない場合、スタッフの抵抗感を生む原因となり、結果的に電子カルテの導入が見送られてしまうのです。

紙カルテに慣れている

多くの医療従事者は長年、紙カルテを使用してきました。そのため、紙カルテの使い勝手や流れに慣れており、新しいシステムへの移行に抵抗を感じることがあります。特に、長年の経験を持つ医師やスタッフにとっては、既存の作業を変更することは大きなストレスとなることも。

また、紙カルテには、直感的に情報を書き込み、確認できるという利点もあり、これが電子カルテへの移行を躊躇させる原因のひとつとなっています。

関連記事: 電子カルテの移行作業はどうする?乗り換えのタイミングや注意点について!

これから電子カルテを導入するなら、一度ポップ・クリエイションにご相談ください!

 

今回は、「電子カルテの導入率・普及率」について詳しく解説しました。

電子カルテを導入することは、医療の質を高め、業務の効率化に大きなメリットをもたらします。

しかし、初期投資の負担やスタッフの研修、適切なシステムの選択など、導入に際しては様々な課題が存在します。

ポップ・クリエイションでは、医療機関や調剤薬局の皆様のための最良のアドバイザーとして、電子カルテシステムの導入からその後の運用に至るまで、トータルでサポートいたします。

迅速な電話対応や定期的な訪問サービス、万が一のトラブル時に備えたバックアップ体制など、安心のサポート体制が整っており、これまでに150以上の医療機関・調剤薬局に導入実績があります。

現在電子カルテの導入をご検討中の医療機関・調剤薬局の皆様は、ぜひポップ・クリエイションへご相談ください。

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